コラム

2014-02-02
女性弁護士として

日本の女性弁護士も6000人を超え,女性弁護士が珍しくない時代になりました。

 

それでもなお女性特有の悩みで苦しんでおられる方が多く相談に来られます。特にDVやストーカー被害,職場での差別等、女性を取り巻く環境は相変わらず厳しい状況で,助けを必要とされている方が後を絶ちません。配偶者暴力支援センターにおける相談件数は年間10万件に迫る勢いで年々増加しているようです。ストーカー規制法違反での検挙件数も増加傾向にあります。しかしその一方で、家庭裁判所における妻側からの離婚申立て件数は、夫側からの申立て件数の約2~3倍となるなど、不合理な環境から抜け出し、自立して生きていこうとする女性も確実に増えています。

 

これからも、女性弁護士にしかできないことを意識しながら,女性の痛み・苦しみに寄り添っていける存在でありたいと思っております。

 

弁護士 明司 絵美

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